基本情報
- 操作軸数
- 1軸
- 軸材質
- 樹脂
- レバー復帰機構
- あり
- 可変抵抗器部
- 最高使用電圧
- 5V DC
- 動作角度
- 各方向 23° max.
- 抵抗変化特性
- B
- 全抵抗値
- 5kΩ
- センタープッシュ部
- センタープッシュ
- あり
- 最大定格
- 1mA 5V DC
- 移動量
- 0.35(+0.5, -0.25)mm
- 外形サイズ(W×D×H)
- 13.7×14.6×7.8mm (Not including FPC)
仕様
- 使用温度範囲
- -10℃ ~ +50℃
- 電気的性能
- 方向分解能
- 連続可変
- 絶縁抵抗
- 100MΩ min. 250V DC
- 耐電圧
- 250V AC for 1 minute
- 定格電力
- 0.0125W
- しゅう動雑音
- 300mV p-p max. by JIS method
- 機械的性能
- 方向作動力
- 7(+5, -3)mN·m
- プッシュ作動力
- 6.0±2.5N
- レバー復帰精度
- ±5°
- 操作部強度
- 押引方向
- 98N min. (Push), 50N min. (Pull)
- 耐久性能
- 動作寿命
- 方向
- 2,000,000 cycles
- センタープッシュ
- 500,000 cycles
- 耐候性
- 耐寒性
- -30℃ 96h
- 耐熱性
- 80℃ 96h
- 耐湿性
- 60℃, 90 ~ 95%RH 96h
- 最小発注単位(pcs.)
- 国内
- 1,484
- 輸出
- 1,484
梱包仕様
トレイ
- 梱包数(pcs.)
-
- 1箱/国内
- 1,484
- 1箱/輸梱
- 1,484
- 輸出梱包箱寸法(mm)
- 544×364×178
当シリーズ共通の注記
- 当サイトの製品情報は概略仕様です。ご使用にあたっては正式納入仕様書の取交わしをお願いします。
- ご注文は最小発注単位のN(整数)倍でいただけますようご協力をお願いいたします。
ご使用上の注意
- アナログスティックコントローラーの使用回路について
- 可変抵抗器は、図Aのように電圧調整形でご使用ください。
- 出力側インスピーダンスついて
- 当ボリュームは、図1の様に、その出力端子をマイコンのA/Dポートに直接接続して使う事を前提に、製作されています。つまり、接続インピーダンスの値はメグオームオーダーを前提とし、ボリューム内部の接続抵抗をかなり高めに設定しています。よって、図2の様な回路でご使用になる場合は、接続インピーダンスが1Mオーム以下にならないように、ご配慮願います。
- 結露について
- 製品内部が結露したり、水滴が付着するような条件でのご使用はお避けください。絶縁劣化やショートの原因となります。
- はんだ付けについて
- 図のように、プリント基板の上面にはんだが流れ出てくるような配線やはんだ付けは、接触不良の原因となる場合があるためお避けください。
基盤に挿入される金属足は、はんだ付けしてご使用ください。
- 端子へのストレスについて
- 端子に過度のストレスが加わらないように取扱い、はんだ付条件をご配慮ください。
- 製品の取扱いについて
- 軸に負荷が加わったままの状態で梱包や保管されますと、性能に支障をきたすおそれがありますのでご配慮ください。
- 保管方法
-
- 製品は納入形態のまま常温、常湿で直射日光の当たらず腐食性ガスが発生しない場所に保管し、納入から6ヶ月以内を限度としてできるだけ早くご使用下さい。1. 開封後はポリ袋で外気との遮断を図り、上記と同じ環境下で保管し、すみやかにご使用下さい。1. 過剰な積重ねは行わないでください。
上記、使用上の注意事項に関しては、
(社)電子情報技術産業協会発行の技術レポート EIAJ RCR-2191A電子機器用ポテンショメーターの注意事項ガイドライン(2002年3月発行)より引用しています。
詳細は、上記技術レポートをご参照願います。
測定・試験方法
電気的性能
- 全抵抗値
- 軸(レバー)を端子1または3の終端に置き、特に規定がない限り、抵抗器の端子1と3との間の抵抗値を測定する。
- 定格電力
- 定格周囲温度において抵抗素子全域(端子1と3との間)に連続負荷することが可能な電力の最大値とする。
なお、炭素系皮膜の定格周囲温度は、50℃とし、周囲温度が50~70℃の場合の負荷電力は、定格電力に下図の軽減曲線によって定める定格電力比を乗じた値を最大電力とする。
- 定格電圧
- 定格電力に対応する電圧とし、次の式によって求める。
ただし、求められた定格電圧が最高使用電圧を超える時は、その最高使用電圧をもって定格電圧とする。
- 耐電圧
- 規定の箇所に交流電圧を1分間加え、アーク、焼損、絶縁破壊などの異常の有無を調べる。試験は、それぞれの端子を一括して行ってもよい。特に規定がない限り、下記の箇所の試験とする。
ただし、構造上導通する機構になっているものでは、その部分の試験は行わない。 - 絶縁抵抗
- 規定の箇所を規定の電圧の絶縁抵抗計で測定する。特に規定がない限り、下記の箇所を試験する。
ただし、構造上導通する機構になっているものでは、その部分の試験は行わない。 - 耐電圧と絶縁抵抗の測定箇所
-
- 端子と軸(レバー)との間
- 端子と金属カバー(枠)との間
- 独立した抵抗素子に接続された端子と他の抵抗素子に接続された端子との間(多連形の場合)
- スイッチ端子と軸との間
- スイッチ端子と抵抗端子との間
- スイッチ端子と金属カバーとの間
- スイッチ接触抵抗
- 特に規定がない限り、直流5V、1Aを接点間に加え、接点が閉じた時の電圧降下を測定し、接触抵抗を算出する。
機械的性能
- 全回転角度(レバー移動距離)
- 軸(レバー)を端子1側の終端の位置から端子3側の終端の位置に回した(移動した)時の回転角度(移動距離)を測定する。
- 回転トルク(作動力)
- 軸(レバー)を回転(移動)するのに必要なトルク(作動力)を測定する。特に規定がない限り、周囲温度5~35℃で行い、軸の回転速度は毎秒60°、レバーの移動速度は、毎秒20mmとする。
- 軸がた
- 基準面より、0.1N・m(絶縁軸は50mN・m)の曲げモーメントを軸の平滑な円筒面が途絶える所から3mm以内の点で互いに180°異なる方向から軸に直角に加えて、基準面から30mmの位置における振れの大きさを測定する。ただし、軸の長さが30mmに満たない場合は、比例計算による。
- 軸の回転止め強度(レバー移動止め強度)
- 軸(レバー)を端子1の終端に置き、その方向に規定のねじりモーメント(力)を10秒間加える。次に、軸(レバー)を端子3の終端に置き、同様に規定のねじりモーメント(力)を加えた後、操作部および関連部分の変形、破壊を調べる。
- 押しおよび引張り強度(レバーの押しおよび引張り強度)
- 軸(レバー)の軸線方向に規定の大きさの力をそれぞれ10秒間加えた後、操作部および関連部分の変形、破壊、動作状態を調べる。