製品番号

EC12E24404A6

12型絶縁軸タイプ EC12Eシリーズ
MEMBERS ONLY

基本情報

製品写真
製品写真
操作部長さ
25.0mm
トルク
Lightest (jog)
3±2mN・m
クリック数
24
パルス数
24
操作部方向
Vertical
外形サイズ
12型

仕様

使用温度範囲
-10℃ ~ +70℃
電気的性能
定格
0.5mA 5V DC
出力信号
A、Bの2相出力
最大/最小使用電流(抵抗負荷)
5mA/0.5mA
絶縁抵抗
10MΩ min. 50V DC
耐電圧
50V AC for 1 minute
機械的性能
クリックトルク
3±2mN・m
軸押し引き強度
80N
耐久性能
動作寿命
30,000 cycles
最小発注単位(pcs.)
国内
2,400
輸出
2,400

取付穴寸法図

しゅう動雑音

V1=V2=1.5V max.
R=10kΩにて チャタリング: 3ms max. バウンス: 2ms max.

製品バラエティ:平軸

ハイカラータイプ

Unit : mm
※クリックなしは未対応

梱包仕様

トレイ
梱包数(pcs.)
1箱/国内
2,400
1箱/輸梱
2,400
輸出梱包箱寸法(mm)
525×369×204

はんだ付条件

ディップ方式の参考例
プリヒート
はんだ付け表面温度
100℃ max.
加熱時間
1 min. max.
ディップはんだ
はんだ温度
260±5℃
はんだ時間
3±1s
はんだ付回数
2 time max.
手はんだ方式の参考例
こて先温度
350℃ max.
はんだ時間
3s max.
はんだ付回数
1 time

当シリーズ共通の注記

  1. 当サイトの製品情報は概略仕様です。ご使用にあたっては正式納入仕様書の取交わしをお願いします。
  2. ご注文は最小発注単位のN(整数)倍でいただけますようご協力をお願いいたします。
  3. 製品一覧以外にも保有している製品がございますので、ご希望の際はお問合わせください。
  4. ナット、ワッシャは添付されません。必要な場合はご指示ください。(軸受付きタイプ)
  5. 当シリーズは、車載用としてもご使用になれます。(EC12Dのみ)
    使用温度範囲を通常より広くしておりますが、ご使用にあたっては、正式納入仕様書の取交わしをお願いいたします。

ご使用上の注意

パルスカウント処理について
エンコーダーのパルスカウント処理の設計においては動作スピード、サンプリングタイム、マスキングタイムなどに注意し、実装確認の上ご使用ください。また、エンコーダーのパルスカウント処理の回路は、下図のフィルターを入れることを推奨します。
図
出力規定について
エンコーダーのクリック位置での出力規定は A 相および B 相の両方で規定可能な製品と A 相のみ規定可能な製品があり、クリック数などによって規定が異なります。
結露について
エンコーダーのパターン面が結露したり、水滴が付着するような条件でのご使用はお避けください。絶縁劣化やショートの原因となります。
使用環境について
塵埃が多い環境で使用されますと、塵埃が開口部から入り接触障害や動作不良の原因となることがありますので、セット設計時にあらかじめご配慮ください。エンコーダーを使用するセットの周辺部材から腐食性ガスが発生しますと、接触不良などの原因となることがありますので事前に十分にご確認ください。
取り扱いについて
エンコーダー操作時に規定以上の荷重が加わるとエンコーダーが破損する場合があります。エンコーダーに規定以上の力が加わらないようにご注意ください。
軸がたについて
軸長が長い場合、がた(振れ)は、軸長に比例して大きくなりますので、実使用条件にてご確認ください。
取付けについて
製品本体を規定の取付面まで挿入して水平になるように取付けてください。水平にならないまま取付けますと、動作不良の要因となります。取付けねじ類の締付けには規定の強度以内で行ってください。規定以上の力で締付けますと、動作不良またはねじ部の破損の要因となります。特に小型、薄型のエンコーダーはセット取付工程において外力が加わらないようご注意ください。
はんだ付けについて
  1. 図のように、プリント基板の上面にはんだが流れ出てくるような配線やはんだ付けは、接触不良の原因となる場合があるためお避けください。基板に挿入される金属足は、はんだ付けしてご使用ください。
    図 1. 端子をはんだ付けされる場合、端子に荷重が加わりますと条件により、がた、変形および電気的特性劣化のおそれがありますのでご使用はご注意ください。2. はんだ付けの際、水溶性フラックスはエンコーダーを腐食させるおそれがありますのでご使用はお避けください。3. はんだ付けの条件設定については、実際の量産条件で確認されるようお願いいたします。4. はんだ付けを 2 回行う場合、1 回目のはんだ付け部が常温に戻ってから行ってください。続けて加熱しますと外郭部の変形、端子のがた、脱落および電気的特性劣化のおそれがあります。5. プリント基板周囲、上方からフラックスがエンコーダーへ付着しないようにしてください。6. エンコーダーを取付けた後、他の部品の接着剤硬化等のため熱硬化炉を通す場合は、当社にご相談ください。7. スルーホールのプリント基板および推奨以外の基板をご使用される場合は、熱ストレスの影響が変化しますので、はんだ付け条件については事前に十分ご確認ください。8. クリック付きタイプは、クリック位置ではんだ付けください。クリック中点止めされた状態ではんだ付けされますと、クリック機構部が変形することがあります。9. 洗浄はできません。
薬品の使用について
樹脂タイプの軸には、ポリカーボネイトなどの合成樹脂を使用していますので、アンモニア、アミン類、アルカリ水溶液、芳香族炭化水素、ケトン類、エステル類、ハロゲン化炭化水素類などの薬品の、特に強いガス雰囲気での使用はお避けください。
低温での使用について
カーラジオ、カーステレオなどのように低温での使用が考えられる場合には、低温状態でも回転操作が容易にできるよう対応が可能です。ご注文の際は、低温特性の必要の有無をご指定ください。
保管方法
  1. 製品は納入形態のまま常温、常湿で直射日光の当たらず腐食性ガスが発生しない場所に保管し、納入から6ヵ月以内を限度としてできるだけ早くご使用ください。1. 開封後はポリ袋で外気との遮断を図り、上記と同じ環境下で保管し、すみやかにご使用ください。1. 過剰な積重ねは行わないでください。

測定・試験方法

回転トルク(作動力)
軸(レバー)を回転(移動)するのに必要なトルク(作動力)を測定する。特に規定がない限り、周囲温度5~35℃で行い、軸の回転速度は毎秒60°、レバーの移動速度は、毎秒20mmとする。
軸がた
基準面より、規定の曲げモーメントを互いに180°異なる方向から軸に直角に加えて、基準面から規定の位置における振れの大きさを測定する。
耐電圧
規定の箇所に交流電圧を1分間加え、アーク、焼損、絶縁破壊などの異常の有無を調べる。試験は、それぞれの端子を一括して行ってもよい。特に規定がない限り、下記の箇所の試験とする。ただし、構造上導通する機構になっているものでは、その部分の試験は行わない。
絶縁抵抗
規定の箇所を規定の電圧の絶縁抵抗計で測定する。特に規定がない限り、下記の箇所を試験する。
ただし、構造上導通する機構になっているものでは、その部分の試験は行わない。
耐電圧と絶縁抵抗の測定箇所
  • 端子と軸(レバー)との間
  • 端子と金属カバー(枠)との間
押しおよび引張り強度(レバーの押しおよび引張り強度)
軸(レバー)の軸線方向に規定の大きさの力をそれぞれ10秒間加えた後、操作部および関連部分の変形、破壊、動作状態を調べる。