基本情報
- 操作部方向
- Vertical
- クリック数
- 12
- パルス数
- 12
- 外形サイズ
- 5型
仕様
- 使用温度範囲
- -30℃ ~ +85℃
- 電気的性能
- 定格
- 0.55mA 5.5V DC
- 出力信号
- A、Bの2相出力
- 最大/最小使用電流(抵抗負荷)
- 0.55mA/-
- 絶縁抵抗
- 50MΩ min. 50V DC
- 耐電圧
- 50V AC for 1 minute
- 機械的性能
- クリックトルク
- 1.6±1.3mN·m
- 耐久性能
- 動作寿命
- 100,000 cycles
- 最小発注単位(pcs.)
- 国内
- 8,000
- 輸出
- 16,000
ランド寸法図
挿入側から見た図
斜線部は、はんだランドを示す。
出力波形
しゅう動雑音
V1=V2=2.5V max.
R=10kΩにて チャタリン,グ: 6ms max. バウンス: 6ms max.
梱包仕様
テーピング
- 梱包数(pcs.)
-
- 1卷
- 2,000
- 1箱/国内
- 8,000
- 1箱/輸梱
- 16,000
- テープ幅(mm)
- 16
- 輸出梱包箱寸法(mm)
- 485×410×246
はんだ付条件
リフロー方式の参考例
1.加熱方式
温風加熱方式とする。
2.温度測定方式
φ0.1~φ0.2のCA(K)またはCC(T)を用い測定。位置ははんだ接合部(銅箔面)で測定。固定方式は耐熱テープを使用する。
3.温度プロファイル
A | B | C | D | E | F | G | H | リフロー回数 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
250℃ min. | 230℃ min. | 180℃ | 150℃ | 60s to 120s | - | 30s to 40s | - | 2 time max. |
(1)当製品は、赤外線のみのリフロー炉では、はんだが付かない場合がありますので温風リフロー炉または、赤外線+温風リフロー炉で、ご使用ください。
(2)上図プロファイルは温風リフロー方式を用いた場合のエンコーダの端子部の最高温度です。基板の材質、大きさ、厚さなどにより基板温度とエンコーダ表面温度が大きく異なる場合がありますので、エンコーダ表面温度が、250℃以上にならないようにご注意ください。
(3)リフロー槽の種類により、多少条件が異なりますので、事前に十分ご確認の上ご使用ください。
手はんだ方式の参考例
- こて先温度
- 350℃ max.
- はんだ時間
- 3s max.
- はんだ付回数
- 1 time
当シリーズ共通の注記
- 当サイトの製品情報は概略仕様です。ご使用にあたっては正式納入仕様書の取交わしをお願いします。
- テーピング品は、最小発注単位(1リール、1箱)のN倍でご注文をお願いいたします。
ご使用上の注意
- パルスカウント処理について
- エンコーダーのパルスカウント処理の設計においては動作スピード、サンプリングタイム、マスキングタイムなどに注意し、実装確認の上ご使用ください。また、エンコーダーのパルスカウント処理の回路は、下図のフィルターを入れることを推奨します。
- 出力規定について
- エンコーダーのクリック位置での出力規定は A 相および B 相の両方で規定可能な製品と A 相のみ規定可能な製品があり、クリック数などによって規定が異なります。
- 結露について
- エンコーダーのパターン面が結露したり、水滴が付着するような条件でのご使用はお避けください。絶縁劣化やショートの原因となります。
- 使用環境について
- 塵埃が多い環境で使用されますと、塵埃が開口部から入り接触障害や動作不良の原因となることがありますので、セット設計時にあらかじめご配慮ください。エンコーダーを使用するセットの周辺部材から腐食性ガスが発生しますと、接触不良などの原因となることがありますので事前に十分にご確認ください。
- 取り扱いについて
- エンコーダー操作時に規定以上の荷重が加わるとエンコーダーが破損する場合があります。エンコーダーに規定以上の力が加わらないようにご注意ください。
- 軸がたについて
- 軸長が長い場合、がた(振れ)は、軸長に比例して大きくなりますので、実使用条件にてご確認ください。
- 取付けについて
- 製品本体を規定の取付面まで挿入して水平になるように取付けてください。水平にならないまま取付けますと、動作不良の要因となります。取付けねじ類の締付けには規定の強度以内で行ってください。規定以上の力で締付けますと、動作不良またはねじ部の破損の要因となります。特に小型、薄型のエンコーダーはセット取付工程において外力が加わらないようご注意ください。
- はんだ付けについて
-
- 図のように、プリント基板の上面にはんだが流れ出てくるような配線やはんだ付けは、接触不良の原因となる場合があるためお避けください。基板に挿入される金属足は、はんだ付けしてご使用ください。
1. 端子をはんだ付けされる場合、端子に荷重が加わりますと条件により、がた、変形および電気的特性劣化のおそれがありますのでご使用はご注意ください。2. はんだ付けの際、水溶性フラックスはエンコーダーを腐食させるおそれがありますのでご使用はお避けください。3. はんだ付けの条件設定については、実際の量産条件で確認されるようお願いいたします。4. はんだ付けを 2 回行う場合、1 回目のはんだ付け部が常温に戻ってから行ってください。続けて加熱しますと外郭部の変形、端子のがた、脱落および電気的特性劣化のおそれがあります。5. プリント基板周囲、上方からフラックスがエンコーダーへ付着しないようにしてください。6. エンコーダーを取付けた後、他の部品の接着剤硬化等のため熱硬化炉を通す場合は、当社にご相談ください。7. スルーホールのプリント基板および推奨以外の基板をご使用される場合は、熱ストレスの影響が変化しますので、はんだ付け条件については事前に十分ご確認ください。8. クリック付きタイプは、クリック位置ではんだ付けください。クリック中点止めされた状態ではんだ付けされますと、クリック機構部が変形することがあります。9. 洗浄はできません。
- 図のように、プリント基板の上面にはんだが流れ出てくるような配線やはんだ付けは、接触不良の原因となる場合があるためお避けください。基板に挿入される金属足は、はんだ付けしてご使用ください。
- 薬品の使用について
- 樹脂タイプの軸には、ポリカーボネイトなどの合成樹脂を使用していますので、アンモニア、アミン類、アルカリ水溶液、芳香族炭化水素、ケトン類、エステル類、ハロゲン化炭化水素類などの薬品の、特に強いガス雰囲気での使用はお避けください。
- 低温での使用について
- カーラジオ、カーステレオなどのように低温での使用が考えられる場合には、低温状態でも回転操作が容易にできるよう対応が可能です。ご注文の際は、低温特性の必要の有無をご指定ください。
- 保管方法
-
- 製品は納入形態のまま常温、常湿で直射日光の当たらず腐食性ガスが発生しない場所に保管し、納入から6ヵ月以内を限度としてできるだけ早くご使用ください。1. 開封後はポリ袋で外気との遮断を図り、上記と同じ環境下で保管し、すみやかにご使用ください。1. 過剰な積重ねは行わないでください。
測定・試験方法
- 回転トルク(作動力)
- 軸(レバー)を回転(移動)するのに必要なトルク(作動力)を測定する。特に規定がない限り、周囲温度5~35℃で行い、軸の回転速度は毎秒60°、レバーの移動速度は、毎秒20mmとする。
- 軸がた
- 基準面より、規定の曲げモーメントを互いに180°異なる方向から軸に直角に加えて、基準面から規定の位置における振れの大きさを測定する。
- 耐電圧
- 規定の箇所に交流電圧を1分間加え、アーク、焼損、絶縁破壊などの異常の有無を調べる。試験は、それぞれの端子を一括して行ってもよい。特に規定がない限り、下記の箇所の試験とする。ただし、構造上導通する機構になっているものでは、その部分の試験は行わない。
- 絶縁抵抗
- 規定の箇所を規定の電圧の絶縁抵抗計で測定する。特に規定がない限り、下記の箇所を試験する。
ただし、構造上導通する機構になっているものでは、その部分の試験は行わない。 - 耐電圧と絶縁抵抗の測定箇所
-
- 端子と軸(レバー)との間
- 端子と金属カバー(枠)との間
- 押しおよび引張り強度(レバーの押しおよび引張り強度)
- 軸(レバー)の軸線方向に規定の大きさの力をそれぞれ10秒間加えた後、操作部および関連部分の変形、破壊、動作状態を調べる。