抵抗内蔵型検出スイッチを使って回路の断線(または短絡)を判別
スイッチは電気回路のオープン、クローズを切り替えるものです。しかし、回路に断線(または短絡)する故障が発生した場合、それが断線(または短絡)なのか、スイッチがオープン(またはクローズ)に切り替わったのか判別がつきません。そのため、クルマなど安全性を重視する用途では、回路に抵抗を組み込んで出力電圧を変え、ECUでスイッチによるものなのか、断線(または短絡)によるものなのか判別する方法をとっています。
従来の検出スイッチでの課題
断線(または短絡)箇所が回路上抵抗とスイッチの間に発生した場合、スイッチのオープン(またはクローズ)との判別ができない。
解決事例
アルプスアルパインの抵抗を内蔵したスイッチを使うことで、スイッチの切り替えなのかスイッチ外の断線(または短絡)なのかが判別できるようになった。

導入効果
- 信頼性の向上
-
断線(または短絡)の検出ができることにより故障がより確実に検出できる。
- 部品点数の削減
-
従来外付けで実装していた抵抗を削除できる。
- 省スペース
-
スイッチの外形寸法は変わらないため抵抗削除の回路のスペースが削減できる。