製品FAQ

非球面レンズ

情報やデータを光ファイバを通して通信することです。端末から出てくる電気信号をLD(レーザーダイオード)を使用して光信号に変換し光ファイバで通信します。また、その光信号をPD(フォトダイオード)を使用して電気信号に変換して端末に伝えます。
アルプスアルパインの非球面レンズは光信号を光ファイバに伝える時に使用される部品になります。

LD(レーザーダイオード)からの光はそのままだと発散してしまいます。非球面レンズを通すことによって集光することができます。
光ファイバのコア径は約10umで、その中心に光を集めなければならず、そのために非球面レンズが使用されます。
また、光ファイバから出てくる光も発散するのでレンズを通して集光しPDに伝えます。

球面レンズだと1点に集光せずに、いわゆる収差の影響が出ます。非球面レンズはその収差をゼロに近付けることができ1点に集光しやすくなります。

ガラスレンズは温度変化に強いため、温度変化による集光点の位置ズレがプラスチックレンズよりも少なくなります。

1310nmは光ファイバを通した時に最も光損失が少くなる波長です。また、1550nmは光ファイバを通した時に最も光波形の歪みが少くなる波長です。
損失が少なくなる波長帯で光通信は行われています。

主に光通信用のモジュールなどに使用されていますが、その他のアプリケーション用も開発しています。

大きいところは、鏡筒付きでΦ10mm程度、鏡筒無し(ベアレンズ)でΦ9mm(□6X6mm)程度まで作製可能です。
小さいところは、鏡筒付きでΦ1.5mm程度、鏡筒無し(ベアレンズ)でΦ0.6mm(□0.3X0.4mm)程度まで作製可能です。

円筒鏡筒付き/TO-CAN/溶接ホルダ付き/凸型鏡筒付き/円筒ベア/角型ベア/レンズアレイ/シリンドリカルレンズ等の豊富なバラエティが作製でき、光通信/車載/民生/産機の各市場へ提供していることです。
また、超精密金型加工技術で作製した金型を用いたモールド技術により、ホルダ一体型成型やベアレンズ成型を行っていることです。
さらに国内工場で金型作製、レンズ成形、蒸着、貼り合わせ、検査まで一貫対応しています。

はい、Zemaxファイル等でのレンズデータのご提供は可能です。