製品FAQ

スイッチ

ターミナルまたは枠がキンク状にフォーミングされており、プリント基板穴に挿入した後スイッチが抜け落ちないよう、保持される構造です。

・手はんだ
はんだごてにより人の手ではんだ付けを行う方法です。

・ディップ(はんだ)
溶融したはんだの流動する中を通してはんだ付けする方法です。

・リフロー(はんだ)
表面実装用はんだ付けの方法で溶融はんだによらず、クリームはんだなどにより基板、部品全体を加熱し、はんだ付けする方法です。

テーピング仕様には、エンボス方式とラジアル方式があります。

・エンボステーピング
表面実装タイプの部品を自動装着することを目的とした包装方法で、凹み加工を施した部品を収納するプラスティックテープを使用する。

・ラジアルテーピング
基板への自動実装のための包装方式で、紙テープに規定された位置で部品を取り付けたもの。

回路切換え時、端子間が電気的に一旦接続した後切換わるものをショーティング、端子間が電気的に一旦OFF(断)となるものをノンショーティングとなります。

・しゅう動接点
固定接点と可動接点間に介在する絶縁物を機械的摩擦により取り除き、クリーンな接触面を保つ構造を有した接点をいい、微小電流用として優れています。
更にしゅう動接点には固定接点を可動接点が両側からはさみ込む両面しゅう動と、片側から押さえ込む片側しゅう動があります。

・バット接点
可動接点が固定接点にぶつかる接点構造で、絶縁物が混入すると接触不具合を起こす場合があります。

スイッチの回路構成は、回路数と接点数で表し、微小電流用スイッチは□回路□接点で表します。
また、スイッチが制御できる回路数のことを□極、そのスイッチが同時に制御できる接点数を□投とも呼びます。

キーを横に押している時のみ、その位置にあり、その力を除去すれば元に戻るもの。キーを押す方向により、左側のみの製品は「左側はね返り」、右側のみの製品は「右側はね返り」、両側の製品は「両側はね返り」の3種類のタイプがあります。

・ラッチング
操作部(つまみ)を押すとON状態で保持され、つまみの位置も押し込んだままのロック状態となる。
再度押すとロックが解除されてOFFとなり、つまみも元の位置に戻るものです。

・モーメンタリ
つまみを押している間だけONし、手を離すとつまみも元の位置に戻りOFFとなるものです。

・オルタネート
つまみを押すとON状態が保持されるが、つまみだけは元の位置に戻り、つまみを再度押すとOFFとなり、つまみも元の位置に戻るものです。ON/OFF状態でもつまみの位置が元に戻るのがラッチングとの違いです。

・ノーマルオープン
常時開いていて(OFF)操作したとき閉じる(ONする)スイッチ

・ノーマルクローズ
常時閉じていて(ON)操作したときに開く(OFFする)スイッチ

安全規格とは、電気を使用する製品、部品に一定の安全基準を設けて一般消費者を感電や火災の危険から守るために、国やそれに代わる機関が定めたものです。

IP規格は製品の防塵、防水に対する保護構造を等級により表します。
IP6K7の第1の数字は固形異物の侵入に対する保護等級を表し、6Kは「粉塵が内部に侵入するのを完全に防止する」を表し、テスト条件は塵埃試験機に1㎥あたり2kgのダストを投入し、6秒の動作と15分の休止を20回繰り返します。
第2の数字は水の侵入に対する保護等級を表し、7は「定められた圧力、時間で水中に没しても内部に水が浸入しない」を表し、テスト条件は水深1mに30分間没するとなります。
IP6K8の第2の数字8は「水面下での使用が可能」を表し、テスト条件は製品使用者との取り決めによります。

接点の接触部分の電気抵抗を表しますが、接触抵抗にはばねや端子の導体部分の電気抵抗も含みます。

接点がOFFの端子間や端子と操作軸(レバー)間や端子と本体間の抵抗値を表します。

接点がOFFの端子間や端子と操作軸(レバー)間や端子と本体間に高電圧を印加して絶縁破壊しない電圧値を表します。